育ち方 3
芥川也寸志さんは、やがて、中学校を出て、いよいよ、上の学校を、どこにしようか?と決めるとき、進路に迷ったといいます。
その迷いから、方向づけをしたのですが、それは、次のようなことがあったからなのです。
也寸志さんの少年時代に淋しいとき、書斎を見ますと、おやじの造していった蓄音機があり、レコードがあったのです。
そのレコードは、シンフォニーとか、ドイツのリートとか、いろいろあったので、少年也寸志さんは、そういうのをかけて、自らなぐさめるために聴いていました。
また、それらのレコードには音譜も揃えてあった。
この楽譜もお父さんが遺していったのです。