アラスカの大地を走る列車3
この鉄道は州営のアラスカ鉄道が運営しており、その業務は主に、というよりほとんどが貨物輸送である。
なにしろ広大な土地柄だから、人々の移動は車、あるいは飛行機がもっぱらで、鉄道の比重が低くなるのはやむをえない。
しかし、アラスカ鉄道はじつに粋な鉄道で、冬季はアンカレッジとフェアバンクス間572kmに1週間に1本しか旅客列車を走らせないが、5月中旬から9月中旬にかけては1日に1往復、それもデラックスな観光列車を運転してくれるのである。
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この鉄道は州営のアラスカ鉄道が運営しており、その業務は主に、というよりほとんどが貨物輸送である。
なにしろ広大な土地柄だから、人々の移動は車、あるいは飛行機がもっぱらで、鉄道の比重が低くなるのはやむをえない。
しかし、アラスカ鉄道はじつに粋な鉄道で、冬季はアンカレッジとフェアバンクス間572kmに1週間に1本しか旅客列車を走らせないが、5月中旬から9月中旬にかけては1日に1往復、それもデラックスな観光列車を運転してくれるのである。
この列車は急行列車で、ダイヤはアンカレッジ発、フェアバンクス発とも発車が8時30分、到着が20時30分に設定されている。
所要時間12時間、平均時速45kmちょっとと、お世辞にも速い急行列車とはいえないが、それだけゆったりした旅を楽しむことができる。
まず、編成がいい。
先頭に立つのは2両のディーゼル機関車で、これに荷物車、数両の客車、食堂車、展望車と続く。
客車は、エアコンを装備しており快適、座席もリクライニング・シートになっている。